上品な話
先ずは諒くんのコメントの答えから。殻つき牡蠣の鮮度を見分けるのは難しいんじゃねぇかなぁ~ ただ
あたる、あたらねぇってのは鮮度って言うより、洗浄の度合いなんじゃねぇかと思う。鮮度がいっくら良く
たってあたる時ゃ~あたるモンだよ。だから大概、生食用って売ってる剥き身はあの独特の牡蠣っ臭さが
すっかり抜けちゃってるだろ?ありゃ洗い過ぎなんだよね。ってことで結論。牡蠣は信用できるお店で
買うこと。目で見て解るもんじゃねぇんだから、これに尽きると思うよ。
そー言えば最近騒がれてる赤○の件、ちょっと変だと思わねぇか?ほぼ同時に起こったどっかの地鶏は
ただ単に嘘つきだから、まぁしょうがねぇとは思うけど、赤○の件はちょっと異常に騒ぎ過ぎだと思う。
その根本は現場を知らないお役人が作った”賞味期限”とか”消費期限”って訳の解らない決まりが
消費者を巻き込んで混乱させちまってるんだって思うよ。それに乗っかってマスコミが煽ってんだけどね。
昔の人は自分で匂いを嗅いで判断したもんだ。それにちょっと匂っても『焼いちまえば大丈夫ッ!』って
言って涼しい顔して喰っちまったもんだ。いつの日からなのか、日本人が自分で判断するって気持ちが
なくなっちまったんだよ。こりゃ動物としての本能なんだけどね。訳の解らん法律と、見たこともねぇ
他人が勝手に決めた表示ばかりをアテにして、自分の動物としての感性をすっかり放棄しちゃってるよう
にも思う。それでカッタッポでは”もったいない”とか言っちゃって、キレイごとばかりをこいてやがる。
そのクセ、何か起きりゃぁ~なんでも他人のセイだっ!まぁホントに情けねぇ~国だと思うよ。
話は変わるが、早朝、河岸の岸壁にカモメが餌を求めてたくさんやってくる。アイツら岸壁に落ちてる
マグロの切れッ端を目当てにやってくるんだ。俺も昔、良くセリ場に落っこてるマグロを投げてやった。
空中でキャッチさせるのが面白かったんだ。でもアイツら、皮をつけっぱなしだったり、骨が付いてる
マグロにゃぁ見向きもしねぇんだよ。どうせ鳥だからと馬鹿にして、骨付きのまんま投げてやっても
近くまではすごい勢いで空中キャッチしようとするが、寸前で踵を返しやがる。そう!一瞬で喰えるか
喰えねぇかの判断をしてるってこと!俺たちが投げてやるマグロにゃぁ”賞味期限”も”消費期限”も
書いてねぇよ。ココントコの判断力だけを見たら、日本人よりカモメのが上だなっ…
ところで今まで赤○喰って腹痛くなったヤツっているのかい?俺は毎年、伊勢神宮に御参りに行くと
必ず10箱以上は買ってきてた。少なくとも俺と俺の周りにゃぁ腹痛起こしたヤツぁ~一人もいねぇ~
赤○にアドバイス!騒ぎが落ち着いたら『賞味期限切れの焼き赤○(焼却処分)』って半額で売れば
良いじゃん。もれなく腹痛の薬 黒丸でもつけてやってなっ。間違いなく売れるはずだぜっ!
まぁ~散々文句ばかり言っちまったが、今朝すごく良いモンを見た。キンちゃんチに置いてあったサワラ
だ。コイツぁ~魚ヘンに春って書くモンだから、春がうめぇとみんな思ってるけど、コイツぁ~寒い冬のが
うめぇんだよ。特に関東じゃぁ寒ザワラって言って喜ばれるモンなんだ。で、今日のサワラの何が良かっ
たのかって言うと、とっても上品だったんだ。これが全身像。全体的にふっくらとはしてるんだが、でも
すっきりとしてて、何となく品が良い。

で、お顔をアップにしてみると…

何となく上品だろっ??俺が一人でコイツぁ~上品だなぁ~ってはしゃいでたら、聞いてたハセガワさん
が『魚の顔に品が良いも何もあるかいっ!』って言ってたけど、よくよく見てたら『確かにコイツは上品な
顔してるなぁ~』と感心してた。一人でも解ってくれる人がいて嬉しかった。このサワラ、きっと育ちが
良いんだろうねぇ~ もしくは生前はたくさんの善行を積んだサワラなんだろうなぁ~としょうもねぇことを
考えてた。で、隣りにゃぁオスのタラがいた。毎年おんなじこと書いて申し訳ねぇが、この季節のコイツら

はホントにしょうもねぇ~ クソッ鰭んトコを見て頂きたい。ソコからチョロッと出てるのが、冬にゃ欠かせ
ねぇポン酢ともみじおろしでやるタラの白っ子だっ!この季節、腹一杯に白っ子が入ってる。白っ子って
のは卵じゃねぇよ。だってコイツはオスだもん。そう!コイツは溜まってたのである。
冬になると腹いっぱい溜まっちゃうのである。きっと困るだろうなぁ~ こりゃ男にしか解らねぇ…

今日は上品なサワラの話をしようと思ってたのにぃ~タラのセイですっかり品がなくなっちまった。おっと
これも他人のせいにしてるんだねぇ…
あとマルちゃんとこで、アオヤギを値切ってきた。それも条件付でなっ。月末は売れ口が悪ぃぃから、良く

言うことを聞いてくれる。ここまでやってもらえりゃ、あとは持って帰って喰うだけだ。さぁ~て今夜は
アオヤギでパァ~ッと一杯やっか!
今日でウチの隣りと、斜め前の店が廃業した。とっても寂しい。大資本同士がくっついてメガ資本になり
資本力のない中小零細は廃れていく。伝統的な日本の細やかな文化を守ってるのは、どの業種も
中小零細なのに…この世の流れは止められないのか…嗚呼
あばよっ!!!
コメント
二軒も廃業ですかぁ。それにしても見事な展開の文章ですね。偽装問題と大資本。不二家は山崎、白い恋人は森永、赤福はどこが吸収するのでしょう?
まぁ、そんなことよりサワラ、ちょっと口を開けているのが、いい感じですね。
あぁ、そうそう、今時のいい生食用牡蠣は剥き身でも変に洗ってはいませんよ。清浄海域で取れたものを出荷しています。これは食べてみると滅茶苦茶濃厚です。剥き身の生食用は流通で小分けしないように指導されており、出荷段階で袋詰めになっているので、産地は確認しやすいと思います。
投稿者: ろ | 2007年10月31日 18:14
やっぱり信頼が一番なんですね!
今日も某ドーナツ店が賞味期限切れの材料使ってたってニュースでしてたけど食べてる側はわかんないわけだから牡蠣の件もそうだけどなんでも信頼が大事なんだなって改めて思いました。
投稿者: 諒 | 2007年10月31日 21:45
賞味期限切れよりも、数日経っても腐らない添加物いっぱい方がよっぽど怖いですね~。
家で作った餡子なんかスグにカビが生えるのに・・・。
投稿者: gucci | 2007年10月31日 23:01
生食用のカキと加熱調理用のカキは、カキに付着している生菌数の数で区別されています。
また、ノロウィルスについては、河川の影響を受ける海域で養殖されているカキに付着している可能性があり、生食用のカキを出荷する前に清浄海水で浄化した後にむき身にして出荷されているようです。
ちなみに、私は生ガキより、殻付きのカキを鍋にいれ、そのまま蒸したカキがうめ~と思っています。
皆さん、生で食えね~ときは、焼くか、煮るか、油揚げて美味しく食べましょう。賞味期限、消費期限なんて、いらね~ぜ。自分で判断しましょう。(以上個人的感想。)
投稿者: うさみ | 2007年11月01日 00:17
出ましたねえ生田節、全く先生のおっしゃるとおり。僕なんか毎日受験勉強しながら時事問題対策に新聞見ると、食品偽装と、欲望と国防の乱れ問題ばかり。こんなお国の最高学府にどんな魅力があんのかな?って思っちゃいます。近所の魚やさん言ってたけど、たべもんの事件はみーんな内部告発だよ。従業員が会社の締め付けに耐えられないで、チクルンダ。顧客満足の前に社員満足だっ!因みにそこの魚やさんには社員はいません。
投稿者: 小田競 | 2007年11月01日 02:13
いやぁ。気持ちがよい台詞をありがとうございます!本当にその通りです。みんないつしか「自己防衛」する本能を退化させているんですよねぇ~。こういう力は田舎モンは強いですよぉ。
投稿者: 大間の嫁 | 2007年11月01日 15:24
こんばんわ~
『日本一うまい魚のごはん』
とかいう本のお陰ですっかり
肉食中心から魚食家庭になっ
ちゃった~んです。
責任とってくだしゃい!
ところで家の近くの魚屋はここ
10年位で4軒も廃業して今
残っているのは一番高級だった
魚屋さんだけです。
お後はスーパーだけです。
スーパーなんか笑えるのは
秋刀魚なんて頭とハラワタを
カットしてるんですよ。
もう笑いたくなるつーか、
泣きたくなります。
でも私はあの本のせいですっかり
美味しい魚のトリコです。
東京の魚屋さんをあの本で元気に
してどんどん応援しましょう!
どうでもいいですが日曜は
イクラの醤油付けと柳カレイ
の焼き物で南魚沼の新米で
カバカバ食った!
旨かった~よ!
投稿者: かめちゃん | 2007年11月01日 22:40
タイトルが「上品な話」だったからどんな話になると思いきや・・・文体は相変わらずの生田節が炸裂でしたね。
投稿者: てらちゃん | 2007年11月02日 17:12
痛んだモンを食べても、下すだけ。ブン投げといても痛まないモンは食べ続けているとどうなるかわからん。この食物連鎖の集積をいま我々はやっているのだという自覚を持っていただきたい。とりわけ、古来よりの保存食品、干物、漬物、佃煮など保存が前提の食品は現在ナニ突っ込んでもOK状態。賞味、消費期限より、もっと目くじらタテテ見るべきものがあるはず。因縁食いは孫に出るっていうじゃん。
投稿者: チヨウナガイ ウシ | 2007年11月06日 00:04
でも、これだけのものを食べてお腹が壊れていないんだから、生命力は馬鹿にできないですね。
投稿者: くろいぬブラニク | 2007年11月06日 14:22