いのちの食べかた
おいっ!3月だぞっ!それにしても月日の流れるのは早ぇぇなぁ~ マゴマゴしてたらまた歳とっちまう。
もう好い加減に結果が出てきてもいい歳じゃねぇかなぁ~って、若干、焦りが出てきた45の春だっ!
そー言やぁ~1か月ほど前ぇに『映画観にいきませんかぁ~』と水天宮のノンビリさんに誘われた。若い
女の子に誘われるのならいざ知らず、毎日のように会ってる中年太りが始まった?鮨屋のオヤジと、同じく
四捨五入すりゃ50だっちゅう俺が、何が悲しくて二人で並んで映画を観なきゃなんねぇんだっ!と率直に
思いつつも、まぁヒマだから良いかっ!ってな感じで、渋谷に行っちまった。しかしスーツを着てないラフな
恰好の中年二人ってのは、渋谷に最も似合わねぇよなぁ~宮益坂を二人で歩いててちょっと照れた。
映画館も超マイナーで、小ぢんまりしたビルの地下なんだが、100人も入りゃ満員になっちまうような
映画館だった。俺の映画館のイメージってのは、遠くから見りゃその俳優って解るんだが、近くで見ると
看板屋の手抜きってのが目立っちまう、でっけぇ看板がかかってるモンなんだ。それがアンタっ!外に
看板もねぇじゃねぇか!俺も誘われるままに、題名もいい加減に聞いてたモンだから、その場に行って
も一度『やいっ!お兄ちゃん!今日は何観に来たんだっけ?』って尋ねたら
『イヤだなぁ~何度も言ったじゃないですかぁ~”いのちの食べかた”ですよぉ~』と言われた。

実はこの”いのちの食べかた”って映画は前々から興味があったんだ。なんかの映画を観に行ったとき
予告で観たんだと思う。決して俺の本”日本一うまい魚の食べかた”に題名が似てるからではない。
率直な感想。すごく良かった!今風な表現をすれば星5つってとこだなっ!まず何が良かったかって言うと
余計な解説や音楽が一切ないこと。題名の通り、生命が食品になっていく過程を撮ってる映画なんだが
これは何々してるとこです。とか、衝撃的な映像にかぶせてドラスティックな効果音が出ることもねぇ~
工場の音と、そこに働く従業員が喋ってる音声だけなんだ。さも自分が正義漢のように御高説をぶってる
最近のニュースが反吐が出るほど嫌いな俺にはとっても爽快だった。一見、不親切に思うけど、情報は
やるから、おめぇ等自分で考えろっ!ってな姿勢がとっても好感がもてた。今の世の中、自分で考えるって
ことが大事なんだと思うがな…

内容は見方によっちゃぁ~残酷そのもの。豚、牛、鳥、魚を人間様の食料にすべく、殺戮をする場面の
連続だ。悲しいことだが、これが現実なんだ。人間が生きるためには他の生命を奪わなければならない。
でもココから目を逸らしちゃいけねぇんだよ。山の牧場にいる可愛いモウモウちゃんを殺してステーキに
愛嬌のある顔をしたブウブウちゃんの生命を奪って、とんかつにしてんだぜ。俺たちは。
これを忘れちまったら、人間は大きな報いを受けることになる。と俺は思う。人間サイドが作った勝手な
能書きかも知れねぇが、まずは喰えることに感謝すること。そして決して無駄にしねぇって強い心がけを
持ってなきゃいけねぇと思う。食育だなんて小難しいこたぁどーでもいいんだっ!まずはこの基本を子供
たちにしっかりと躾けなきゃいけねぇと思うよ。こんなこたぁへ理屈はいらねぇ。教育の前段階の躾なんだ。
”他の生命を喰って自分の生命がある”ってことが、しっかり伝わりゃ生命ってモンを軽んじたりしなく
なるんじゃねぇかなぁ~ 俺に金があったらこの映画を全国の小学校に無料配布してぇくれぇだ。
あとテレビ局にも配りてぇなぁ~ もう無駄な大喰いなんて止めてほしいよ。あの大喰いの連中だって
人並みの量よりちょっと多いくれぇで生きてけるんだろ?それでいいじゃねぇかぁ…
でも、これらは俺の持論でもあって、観る前からこー思うだろうなぁ~と思ってた。で、見終わった後、予想
してなかったことで、すごく嫌な気分になった。効率的な生産ってヤツだ。そこで扱われている商品(生命)
はとても効率的に生産されていた。それだけでも生命を軽んじやがって!と思っていたが、それ以上に
暗い気持ちにさせてくれたのが、その工場や農場で働く人たちの無味乾燥とした表情だった。牛の返り血
を全身に浴びて働いてる人が、食事をしてる場面はとても印象に残ってる。もちろんドイツ語だから会話の
内容は解らなかったけど、あの表情は観てて、たまらなく悲しくなった。人間が作っちまった効率的な
経済社会っていう、とてつもなくでっけぇ化けモンに支配されちゃってる人間の虚しさってのを感じた。
こりゃ効率っていう名の元に、何をやっても許されるという今の風に、人間の動物的本能が『何かが違う』
って反応しちゃってるんだと思った。
言っとくが俺は自由主義経済を標榜する者だ。効率を否定もしない。しかし経済の効率化が全てになっち
まったら、人間はどーすりゃいいんだっ?って思うんだ。科学や技術、経済が発展するのは望ましいことだ。
しかしそこにはしっかりとした倫理観がなきゃダメだ。特に食を扱う人間は、商品が生命そのものであり
消費者の生命の元を扱っているんだと、強く自覚しなければならない。
小学生に株を教える前に、やることは沢山あると思うっ!
どっかの国の餃子だって同じようなもんだ。しかし、ヤツ等、思ってた通りの反論をしてきやがったなぁ。
ってことで、三国志を読もう!俺はあれから横山光輝中国古典シリーズにはまってる。今は司馬遷の
史記を読んでるんだ。まずは敵を知ろう!
あばよっ!!!
コメント
どうも、ハンバーガーの映画も面白そうですよね
鯛好き美味しかったですね
投稿者: 鯛好き | 2008年03月03日 21:00
そう。
息子が興味をもったらしく、観てみたいと言われたのですが、自分が若いころに似たような映像を観てショックを受けた記憶があって、今の年齢の息子に観せるべきか悩んでいます。
もう少し大きくなったら、その先にある、感謝や有難みを感じて、「頂く」というところにたどりつくとは思うんですけど。
う~ん。どうしたら、いいものやら。
投稿者: くろいぬブラニク | 2008年03月04日 21:30
おにいちゃん、まいどっ!
ハンバーガーも観に行くかい?
帰りは今度こそモツ鍋で…
くろいぬブラニクさん、まいどっ!
ブログに書いちゃった。でもカケは大丈夫だぜっ!
投稿者: よっちゃん | 2008年03月11日 14:53
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