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2006年06月01日

築地魚河岸昔がたり(30) 風雲急を告げる

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時は幕末 動乱の 風雲急を告げまする
慶応四年正月に 火ぶたを切ります号砲は
会津・桑名を主力とたのむ 一万五千の幕府軍
鳥羽の伏見で敗れ去り 時代の転換余儀なくされた
その鉄槌ともなりました

勝てば官軍 負ければ賊軍 薩長掲げる 錦の御旗
抗うことの 出来ぬ恐怖が 
幕軍をして敗走を させたものでございます

それでも江戸には徳川の 望みをつなぐ八万旗 
温存されておりまする
これが動けば起死回生の 戦(いくさ)ができると思いきや
三百年もの太平に 慣れてしまった武士たちに
戦意乏しく 団結力も 持ち合わせない体たらく

なかには江戸を後にして 逐電するは卑怯者
尻をまくってハイ左様なら
ここに幕府は存亡の 危急の事態を露呈して
上を下への大騒ぎ……
 

 
そんな折、町奉行所より相模屋武兵衛(さがみや たけべえ)をはじめとする
魚河岸総代らに異例の呼び出しがございまして、

「容易ならざる時節柄、この上、薩長軍が攻めて来た時の
江戸防戦にあたり、その方らは日頃より勇ましい気性ゆえ、
万一の場合は心を合わせ、尽忠いたすべし……」

という命令が書面で下されたのでございます。


尽忠といえば軍役を意味する言葉。
つまり魚河岸の人々に「江戸防衛のために戦うべし」
というお達しが下ったわけですな。
いかに幕府が危機にあるとはいえ、
町人に対してこのような命令が下されるのはかつてないこと。
豪気でなった武兵衛もさすがに即答を控え、
魚河岸に戻って一同の意見をきいた上でご返事いたしますと、
ひとまずは引き下がりました。
 
 
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2006年06月02日

築地魚河岸ことば“ドレス”

どれす【ドレス】
魚の頭を取った状態のこと。
ヘッド・レスからきている。

魚の形状を示す言い回しは他に次のようなものがある。

・ラウンド
丸のままの状態
・セミドレス
内臓、エラを取りのぞいた状態
・フィーレ
三枚におろした状態
・ロイン
四半身、フィーレを二つに割った状態
・チャンク
サクの状態
 
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2006年06月05日

復刻版『築地市場ガイド』 (2)ツキジの登場人物

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『Tsukiji Fish Market』J.B.Haywood著より
 
 
築地魚河岸は今から40年程前につくられ、
以来トーキョーの胃袋を満たすために休むことなく稼動して来た。
そのあちこちに老朽化の痕も見られるが、
ナラ・ホーリュー寺を模したという壮麗な伽藍建築が、
今なお、ここを訪ずれる者に敬虔な気持ちを想起させる。
とりわけ市場に隣接する波除神社に建立された数々の魚塚は、
ここが業者のみならず、魚たちにとっての聖地でもあることを示している。

 

 「おう、あぶねへ! どいたぁ、どいたぁ!」
 
威勢の良いかけ声と共に走り回っているのはイッシンタスケである。
イッシンタスケは日本各地に点在する魚屋の総称で、その特徴は一様に気が短いことだ。
かれらは天秤棒という荷台を肩から提げ、物凄い勢いで人を突き飛ばしながらやって来る。
たとえ人がいなくても「おう、どいたぁ!」のかけ声を忘れない。
通り過ぎても「おっといけねへ、盤台忘れた!」などと言って戻ってくるので注意が必要だ。
 
マゲ・ヘアーにしているのはサムライとかリキシといった職種である。
サムライは大小のソードを腰にさしシュクンのためなら命を捨てることもいとわない。
名誉を重んじ、恥をかくとハラキリをして汚名をそそぐといわれるが、
近年あまり見られない光景となった。
リキシはニッポンを代表する国技の戦士だ。
「どすこい!」とかれらが張り手を打てば、かの重戦車カタパルトすら横転するだらう。
かれらはチャンコの材料を探しに市場にやって来るようだ。
 
ニッポン人に共通しているのは、
かれらが一様にミステリアスな微笑を浮かべていることだ。
この国を訪れる外国人は、微笑の意味を全く理解出来ずに嫌悪感さえ感ずる者もあるが、
かれらの心の底流にあるボサツ信仰を知らなければ、
その微笑の意味を理解することは不可能であろう。
かれらこそ慈愛の光を容貌にたたえた、実に慎み深い種族なのである。
 

2006年06月06日

ふくちゃんQ

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2006年06月07日

築地魚河岸ことば“ヒネ”

ひね【ヒネ】
売れないままの在庫のこと。
前の年から冷凍庫に眠ったままの冷凍品などをいう。
おととしのものを“ヒネヒネ”ともいう。

2006年06月08日

『若さま妖怪退治―魚河岸殺人事件―』 颯手達治著

“魚河岸本”をひとつご紹介しましょう。
 
 
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 颯手達治著 若さま妖怪退治―魚河岸殺人事件―
 
 
颯手達治の痛快時代小説“若さま”シリーズの一冊。
魚河岸で働くイケメン“金兄イ”の正体は、二千石の旗本芝田家の若さま。
父君の無実の罪を晴らすため、魚河岸に身をひそめて怪事件の謎解きに挑む。
次々に起こる殺人事件、夜中に現れる“化けもの船”の正体は!?
今回はもう一人の“金さん”こと名奉行遠山金四郎の登場で、
物語は佳境に達するのであった!
 
 
というわけで、良き時代の良き大衆小説です。
時代ものはこうでなくちゃ、というツボを押さえていて、さすが颯手センセイ!
一気に読めちゃいます。
 
 
魚河岸は舞台設定にちょいと使ってみた、という感じで、
「江戸名所図会」からの引用を用いたりして、
随所に日本橋の描写がちりばめられていて、雰囲気が出てます。
 
 
江戸は滅多に殺人事件は起こらなかった平和な町。
でも、最近の陰惨なニュースに慣れてしまったのか、
こんなフィクションの殺人事件の方がずっとノンビリした感じがします。
 

2006年06月09日

築地魚河岸昔がたり(31)河岸の気風をみせようじゃねえか!

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  突然のお達しにとまどう魚河岸衆
 
 
魚河岸 問屋・仲買の すべての顔が集って
評議をはじめてみたものの
武兵衛(たけべえ)からの報告を きいたとたんに一同は
水を打った静けさに 黙りこくるは思案顔

 
 
さしもの威勢の 良い連中も
今度ばかりは 荷が勝ちすぎる
互いに顔を見合わせて ただただおろおろするばかり
この状況に武兵衛は 「吃っ(きっ)」とかたちをあらためて
すべての顔を見回すと
 
「皆の者、心してきいてほしい」
 
と口火を切りました
 
我らは元和(げんな)慶長(けいちょう)の
古き御世(みよ)より将軍様の
お魚御用をつとめてまいった
その間に 紆余曲折はあらばこそ
なお商いを 続けらるるは お上のおかげ
今こうして我々に 援助の力を請うてきた
町奉行より直々に 助力を請うてきたものだ
今こそ我らが恩返し お江戸直参魚屋の 心意気をば見せようぞ
 
だいいちだよ、薩摩だ、長州だのと、
とんだイモや三ピンの 官軍の名を借りた紙屑拾いに、
この日本橋を渡らしたら、それこそ江戸っ子の名折れじゃねえか。
こいつぁな、沽券にかかわることなんだぜ!
 
武兵衛の 熱のこもった弁舌に 訳もないまま感激し
「そうだ、その通りだ」「やろうじゃねえか!」
皆 口々に叫んでは 立ち上がり 腕を振るのでありました
 
 
無謀といえば あまりに無謀
引くに引けない河岸の気風(きっぷ)が
ただいたずらに駆り立てられて
時代の波の真っ只中に 突き進んでまいりますぅ
 

2006年06月12日

ケムール人のつくりかた

ケムール人をつくりたいんですけどぉ、
家ではなかなかムズカシくって・・・とお悩みの人、

がいたなら、
 
今回は誰でもカンタンにできる作り方をご紹介しましょう。
 
 
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           出典:むかしの怪獣図鑑

 
河岸でもこれに近い人をよく見かけますが、
ここはひとつ本格的なケムールファッションに身を包み、
市場通りをカッカッカッと滑走したいものですな(パトカーに追いかけられながら)

2006年06月13日

復刻版『築地市場ガイド』(3)ツキジという別世界

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『Tsukiji Fish Market』J.B.Haywood著より
 
 
外国人がツキジを訪れる場合、
それはニッポンの中のツキジという別の国に出かける、
と考えた方が的を射ているだろう。
それはツキジがニッポンにあって、まったくの別世界であり、
地続きながら“シマ”と呼ばれ、外界とは隔絶されていることによる。
その構造はちょうどローマ市内にあるバチカン市国と似ているが、
宮殿がキリスト教の聖地で神々しいのに対し、
カシは魚の聖地であって、たいそう生臭い。
 

 
一歩ツキジに足を踏み入れたなら、そこはニッポンの治外法権であり、
ツキジ独自の法がすべてを支配する。
この国においては魚が一番偉い、ということになっている。
時おり、ダイミョウギョウレツに出くわすこともあるが、
威光に打たれ平伏する人びとの頭の上を行くのは、
最高級クロマグロを乗せた戸板などであったりする。
この世界は魚を中心に動いているのだ。
 
 
魚中心社会では、時間さえもが著しくねじ曲げられる。
ツキジにおける朝は、午前0時をもってはじまり、
午前4時のかきいれ時の後、正午に店じまい、夕方5時頃はすでに真夜中をむかえ、
すべてのツキジ原住民は植木に水をやり眠りにつく。
世の中には世界時(GMT)とニッポン標準時(JST)とともに
ツキジ標準時(TST)があり、ニッポン本土の時間とおよそ7時間の差があるのだ。
ツキジの買出人たちは、日付変更線のあるカイコ橋のところで、
腕時計を調整しなければばならない。
 
 
また、世界中の魚が一堂に会するツキジは、魚の生息環境のちがいに応じて、
さまざまな気候帯が複雑に分布しているのが特徴だ。
冷凍マグロの好むマイナス40度の極地気候から
バナナフィッシュが踊る35度の熱帯気候まで。
それに合わせて真冬に裸で歩く南方系ツキジ原住民や、
真夏に防寒服に身を包んでふるえるイヌイット系ツキジ原住民などが見受けられる。
多様な民族の混在は取り扱い魚種の豊富さに比例しているのだろう。
 
 
このような世界を見聞することは大変に興味深い、
と同時に、ややもすると常軌を逸したかれらの行動に
驚き、とまどい、時には恐怖さえ感じることも珍しくないだろう。
 
 
ツキジを訪れる観光客を襲うさまざまの危険。
次回より、それらについて考察してみたい。
 

2006年06月14日

祝!ホームページ5周年 記念の食事会

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 昨晩、“日本一うまい魚を食べる会”と銘打ち、
 
 まさに今、一番うまい魚を集めて、
 
 それを豪快に食べまくる、という催しが行われました。
 
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 今回は、ホームページ『魚河岸野郎』5周年記念ということで企画しまして、
 
 以前に魚河岸講座を受講いただいた皆さんにお越しいただきました。
 
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 ホームページを始めて早や5年。
 
 月日の経つのは早いものだ、と過ぎし日々に思いを馳せつつ……
 
 ん? よく数えなおしたら 今年はまだ5周年じゃないじゃん
 
 始めたの2003年じゃん まだ4周年だよー
 
  
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 食事会やってから気がついたよー

 来年もトボケて 5周年とかするのー

2006年06月15日

築地魚河岸ことば“ぶどまり”

ぶどまり【歩留まり】
水産物の場合、可食部分の比率をいう。
魚なら頭やエラ、あら部を除いた部分であり、貝なら貝殻や肝以外。
たとえば、質量100のカツオに対し、三枚におろした場合65%、
刺身用に皮を引くと45%、の歩留まり、などとみる。

2006年06月16日

ふくちゃんも食べたい

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   今目は目本一うまい魚をたべにきました

 
 
 
 
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      おいしそうにならんでいます
      でも 手がとどきません
 
 
 
 
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       どうやって たべたらいいですか
 
 
 
  
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        ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
 
 
 
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        カンパイもできません

2006年06月19日

築地魚河岸昔がたり(32)江戸防衛軍の誓い

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どうした運命のいたずらか
魚河岸は官軍の江戸総攻撃に備えての防衛軍の役を
買って出ることにあいなりました。
数万の幕府軍を打ち破った官軍に対し、
町人が立ち向かうなど、まるで自殺行為にも等しきもの。
しかし、いったん火のついた魚河岸連中を
止めることなど、誰にもできやいたしません。
 

 
命すら捨てる覚悟の魚河岸衆
さっそく武兵衛(たけべえ)総大将に
魚河岸会所(かいしょ)を本陣として
準備万端ぬかりなく 防衛軍を組織する
 
 
一 集合・離散には 太鼓鳴り物合図とし 単独行動すべからず
一 いざという時 仮病にて 逃避したるは 以後一切 市場(しじょう)商い差止めのこと
一 軍役の名をば借りての 上納品おこたることを固く禁ず
一 合言葉は舟と言えば水と答えるべし
 
 
いかにも素人丸出しの 軍令・規律取り決めて
非常の際には とびきりの 魚河岸兄ぃ千人が
日本橋にずらりと並び 堅固に町を守ります
薩長軍と相構え 戦うべしとの請願を
奉行所に申し出た!
 
 
二月に入ると、連日魚河岸会所で軍事会議を行うなど、
準備怠りなくやっておりましたが、
 
 
毎日皆で集まれば 炊き出しもある 酒もある
自由に飲み食いしていると 怖さも薄れてまいります
何のあんな田舎者 官軍なんぞは犬の糞(いんのくそ)と
相手が武士だというのも忘れ 心持ちだけどんどんと
大きくなってまいります
 
 
酒が入ればいつものとおり 戦時中ということもすっかり忘れ、
寄席で覚えた楠公、諸葛孔明の 軍談に花を咲かせて
すっかり良い心持ちの魚河岸でございます
 

2006年06月20日

築地魚河岸ことば“すそもの”

すそもの【裾もの】
安いもの。ランクの落ちるもののこと。
相対的な値段の評価なので、裾ものであっても良品の場合もある。
その点では五十歩百歩だが、“バサラもの”よりは上位。

2006年06月21日

殺意があるのか!? 止まらぬ運搬車

(復刻版『築地市場ガイド』第4回)

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『Tsukiji Fish Market』J.B.Haywood著より
 
 
ツキジを訪れる観光客がまず面食らうことは、
この場所がやたら忙しく動いていることだろう。
まっすぐ歩いていても自分のすぐ横を
4tトラックがすごいスピードでかすめる。
その風圧でカツラが飛ぶぜ。
 

 
車だけではない。
荷台に魚を満載させた自転車が、
肩から網カゴを提げた買出人が、
獲物を求めてうろつきまわるドラ猫までが、
忙しそうに目の前を過ぎていく。
どうやらこのツキジの中では時計の針すらも動きを早めるらしい。
時間を超越した世界、そこはトワイライト・ゾーン。
その辺でロッド・サーリングを見なかったか?


何よりも問題なのは通称ターレットと呼ばれる市場の運搬車だ。
こいつを見たなら、まず避けた方がいい。
モタモタしてると危険だ。


 何だあれは? 向こうからおかしなもんが走ってくるぞ。
 写真でも撮るかな。おや、こっちにくるぞ。おいおいおいおい。
 何でオレに向かってくるんだ。危ねえよ危ねえっての!
 何か殺気を感じるぞ、オーマイガー!


ターレットは絶対にブレーキをかけないし、自分の進路を変えない。
しかもこいつはどんなところにも入り込んでくるゴキブリなみの機動力ときている。
もしも目の前に現れたときは、もう最期だからお祈りでもした方がいい。
そして命を落としたくなければ、この殺人マシーンにはゼッタイに近づかないこと。
ちなみに市場の中で轢かれたらどうなるか。


轢かれた方が悪い、ということになっている。
ツキジはニッポンの中にあって治外法権なのだ。
だから領事館に助けを求めてもムダである。
築地は法律からも時代からも取り残されたロスト・ワールド。
そして前世紀の遺物らの存在するジュラシック・パークだ。
このことは以前スピルバーグにも伝えておいた。


ツキジでは動いているものすべてに警戒を怠らないこと。
どれもこれも自分の命を狙っているくらいに考えておいてちょうど良いだろう。
 

2006年06月22日

必勝祈願

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 ヅーコさん、つぎは卷をつかいますか
 必勝休勢でのぞみますか
 ヅーコは神ですか

2006年06月23日

おっ、魚河岸野郎!!

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NTV系連ドラ『魚河岸の石松』第3回目の台本です。
ジェリー藤尾(「遠くに行きたい」がヒットしてた頃?)扮する石松が
毎回大立ち回りをするという活劇魚河岸ドラマで昭和41年放映。
 
 
主題歌の歌詞がカッコイイ。
 
 
 喧嘩上手と 人情のもろさ
 足して二で割りゃ 恋になる
 軽子十年 築地の河岸で
 習い覚えた 啖呵でさえも
 なぜか切れない 時もある

 
 
作詞:藤田まさと 作曲:春川一夫で、
歌っているのが、魚河岸出身の三波春夫センセイ!!
いちど聴いてみたいな。
どっかに音源ないかなあ。
 

2006年06月26日

良き時代

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    市場はいつも忙しい


 
――あの頃はやたら忙しかったねえ
 
 
昔を知る古参の市場人は言う。
今でも毎日あわただしい市場だけど、
かつてはこんなものじゃなかったらしい。
昭和3、40年代のお話だ。
 
 
河岸ン中は、人もすれ違えないほど混んでたし、
息つくヒマもなくいつも身体を動かしていた。
メシなんて歩きながら喰ったもんだよ。
 
 
その頃、場内にはそこいら中にお金が落ちていた。
おかしいよ。札とか落ちていても、誰も拾わねえんだ。
見向きもしねえほど誰もが忙しがってた。
 
 
豪快だった頃の魚河岸。
いつも活気があって、お金<人<時間<魚 … (<大金)なんて図式で、
小事にこだわらずにやれた良き時代。
そんな魚河岸を見てみたかったな。
できることならタイムスリップして、その頃に行ってみたい。
それで毎日毎日、お金を拾って過ごしたい。
 

2006年06月27日

築地魚河岸ことば “ジャンボマグロ”

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ジャンボ‐まぐろ【ジャンボ鮪】
 
大西洋クロマグロ(=ホンマグロ)のこと。
昭和40年代よりボストンあたりで漁獲されたものが
羽田に空輸されるようになった。
その頃デビューした大型旅客機ボーイング747、通称ジャンボジェットにちなんで
築地では誰とはなしにジャンボマグロと呼ぶようになったと。
現在は地中海方面のものも含め、成田に空輸される大西洋クロマグロ全般をいう。
ジャンボは象の意味で、転じて大きいものをあらわすが、
アメリカではジャイアントツナと呼んでいる。