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2006年12月01日

セリバを見て回る

(復刻版『築地市場ガイド』第10回)

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『Tsukiji Fish Market』J.B.Haywood著より
 

ツキジのセリを見られるのか? ということをきかれる。
セリはツキジの会社と仲買との商行為の場だ。
だから、一般客は立ち入り禁止ということに建前上はなっている。
入口にもそのようにデッカク書いてあるし、
見物客などほとんど見受けられない。
だが、どういうわけだか外国人は容易に見れるようだ。
市場の事務所に事前に声をかければ、
 
 
 「ア、ソー。いいですドーゾドーゾ、コンニチハ!!」
 
 
と気さくに通してくれる。
なぜか知らないが、どうも日本人は半世紀前の戦争で負けてから、
外国人には頭が上がらないようである。
連中の弱みにつけこんで、大いばりで見学するも一興であろう。
 

 
ただし、先に言ったように、セリバはかれらの商行為の現場だ。
本当なら一般人お断りの場所だということをよくわきまえる必要がある。
必ず守らなければならない3か条というのがあって、
これを破った者は、“死”をもって贖われるという恐ろしい掟が存在しているのだ。
 
 
 ①セリバでの不穏な行動は“死”
 
 セリバでは業者が忙しく動き回っている。
 真剣に品定めしているかれらは精神的にもピリピリしており、
 セリバをウロチョロしたり、かれらに話しかけたり、
 ポケットに手を突っ込んでマグロを引っ張るセリ人など
 かれらを無闇に刺激する行為はご法度とされる。
 その際、腰にさした2尺5寸のツナソードで斬られても文句はいえない。
 これを無礼打ちと呼び、遺骸は菰をかぶせられマグロと共に並べられる。
 ニッポンに今も残るサムライの風習である。
 
 
 ②マグロに不用意にさわれば“死”
 
  巨大なマグロが目の前にゴロリと転がっていると、ついさわってみたくなる。
  しかし、ここに並べられたマグロは新鮮であり、
  あまりの新鮮さに生きているようであり、時に生きている。
  そいつにふれたとたん、覚醒したマグロは時速300キロでセリバを泳ぎ出すであろう。
  1本の覚醒は直ちに他のマグロへと伝わり、回遊魚の集団行動によって、
  セリバはさながらマグロのサーキット場と化す。
  新幹線と同じ速度のかれらに轢かれれば、五体バラバラで人間がマグロだ。
  このような行為はマグロ騒乱罪に問われ、詰め腹を切らされるは必定。
  つまりセップクであり、武士道であり、名誉の死は魚のハラワタと共に、
  午後になると集荷業者によって回収されて石鹸の原料となる。
 
 
 ③セリ中のフラッシュは“死”を招く
 
  セリは仲買業者が“テヤリ”という武器によりセリ人を刺し殺すことで成立する。
  いわば命がけの行為であり、正確な“ヤリ”を入れるために
  業者はセリ中には五感をとぎすましている。
  そんなときにカメラのフラッシュなどによる幻惑は
  ただちにスパイ行為とみなされ、尾行ののち、しかるべき時期に
  尻より放射性物質を注入し暗殺される。
  屍骸はただちに原爆マグロとともに正門脇に埋められ、
  すべての真相は闇へ葬られるであろう。
 

2006年12月04日

築地魚河岸昔がたり(43)米騒動と中央卸売市場

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春斉年昌「日本橋魚がし天皇祭団扇投之図」(部分)より
 
 
デモクラシーという言葉は平たくいえば“民主主義”なのでございますが、
その頃は天皇制ですから、主権は“民”と言ってしまうと、これがうまくない。
そこで“民本主義”なんぞと苦し紛れの解釈となりました。
ここらへんにこの時代の民衆運動の限界があるという人もおりますが、
それでも民衆の力によって内閣も倒れる、政治も変わるというのは
歴史上始まっていらいのことでございまして、
時代をゆり動かす大きな高まりを見せたのでございます。
 

 
そのひとつのピークとして起こったのが「米騒動」。
第一次大戦の好景気で米価が高騰する。
またその大戦景気で生まれた成金たちが米相場に投機したために
さらに高騰するということから、米の値段がどんどん騰がってまいりまして、
これでは生活なりがたし、というわけで、
大正6年7月23日、富山県魚津町の住民が起ち上がって起こった打ちこわしは、
すぐに全国へと波及し、合計369箇所で暴動、参加人数100万人、
軍隊の出動回数も100回以上にのぼりました。
 
 
これはもう放っておけない――国民生活の安定をはかる社会施設の設置が急務である、
ということで各地に公設市場というのがつくられます。
つまり官主導の市場で、一般商店に比べて平均二割程度安く商品を売りました。
これにはお客は喜びますが、業者からの反対は根強いものがありまして、
結局うまくいかずに終わります。
どうもこれは全国一律に決まった法律を整備するのが先決だ、ということになり
大正10年12月「中央公設市場設置に関する建議」が議会に提出されます。
 
 
 「生活必需品を廉価に提供する道は、中央市場を設けて直接産地から購入し、
需要者に分配することにある」

 
 
これによって社会情勢にかかわらず、一部業者や投機筋の価格操作を廃して、
安定的に生活物資を行渡らせようという主旨のものでした。
これが翌年、「中央卸売市場法」として成立いたします。
 
 
このときに白羽の矢が立ったのが魚河岸でございます。
幕府へのお魚上納という大義名分を失くして、日々是販売競争に血道を上げていた
魚河岸に、いわば存在意義が生まれたといえるものでしょう。
 
 
しかし、魚河岸では長年のしきたりといいますか、
いわば既得権益というものが幅を利かせておりましたから、
公共の施設に鞍替えだなどといっても、
そうすんなりとはいかなかったのでございます。
 

2006年12月05日

酒ブタをめぐる冒険(その1)

“酒ブタ”が懐かしい、とかいうと相当なオヤジだね。
 
 
あれは大阪万博の頃だったと思うけど、子どもたちの間で熱病のように流行ったもんだ。
たかが一升瓶のフタでね、まだブリキ製のキャップにコルクがついていた時代のヤツ。
そんなツマラナイものが当時、何よりの宝物だったんだからな。
 
 
遊び方はいたってカンタンで、お互いペチンッとはじき合って、
ひっくり返したら勝ち、みたいな感じだった。
一般的には「剣菱」(とくに黒)が一等強くて、「月桂冠」が弱いとかいわれてた。
オレは内心「(ギザつき)忠勇」のが強いんじゃないかと思ってたがね。
 
 
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  “剣菱”がいちばん強い
 
 
もっとも、そんな遊びなんかどうでも良くってさ、
要はどれだけ珍しい“ブツ”を持っているか、ということだった。
何しろ酒の種類ってものすごくあるから、
聞いたこともない銘柄、見たことないデザインにトキメクわけ。
つまりコレクターズアイテムだよね。
ただ、そいつが今のムシキングなんかと決定的にちがうのは
そこいらの酒屋にいくらでも落ちてて、なんたってタダだから、
貧乏な昭和時代の子どもたちにはうってつけのアイテムだったってことさ。
でも売ってないからこそ、誰も持っていないヤツを見つけるのは至難だったし、
時にその収集にはちょっとした“危険”がともなうこともあったんだ。
 
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「南団地へ行こうぜ!」
  
その日は学校が午前中で終わったので、ツヨシとヤマピーとオレは
いっちょう「酒ブタ遠征」に出かけようかって相談をしてた。
あちこち酒屋を回って、めずらしい酒ブタ集めようってわけなんだけど、
それにしても「南団地」は相当ヤバイよ。
 
 
そこはオレらの通学路から1キロも離れた、いわばテリトリー外の場所なんだが、
団地に隣り合って巨大な酒ビン置き場があったんだ。
うず高く積まれた酒ビンの山。
そこに酒ブタの珍種がどれほど眠っているのだろう。
まさに宝庫であることは誰にだって想像できた。
でも、誰もそこに足を踏み入れようとはしなかったんだ。
 
 
それというのも、そこは犬屋敷といわれていて凶暴な犬がいたからだ。
近づいただけでかみつかれるんだからたまらない。
 
 
それよっか、おっかねえのは、そこに犬男爵というのが住んでるんだよお。
そいつは犬の頭を持っていて、そいつにつかまると犬にされちゃうんだ。
犬の頭をした犬男爵が人間の顔をした犬をつれてるんだよお……、
 
 
情報通のヤマピーがしたり顔で話すのを「んなこたネェだろ」ときいてたけど、
何しろ犬は苦手だし、どっちみち、おっかない場所にはちがいない。
オレは正直、ちょっとビビッていた。
(つづく)

2006年12月06日

酒ブタをめぐる冒険(その2)

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    足立区の風景(昭和46年頃)
 
大体、犬屋敷に行こうなんて最初に言ったのはツヨシのヤツなんだ。
コイツは言いだしたらきかねえ、他人のことなんかちっとも考えねえヤロウだからな。
いや、いいヤツではあるんだよ、二人でいるときにはね。
「チェリオおごってやるよ!」とか言うわけ。
ところが三人以上になると、とたんに自分がリーダーシップとろうとするタイプなんだな。
ヤマピーとオレは顔を見合わせた。
「しょうがねえ、行くか」
 
 
まあ、足どりも重く出かけたんだけどさ、
オレが心配だったのはヤマピーのことだった。
ヤツはガリ勉とかじゃないけど、頭が良くってね、ちょっとハカセくんタイプだ。
で、そういうヤツのお決まりで、運動神経は限りなくゼロなわけ。
野球とかやっても、バットをちゃんとふることもできない。
100メートル走るのに30秒くらいかかるんだよ。
だから今日、コイツはゼッタイに捕まると思ったね。
最初に犬に食われるのはコイツにちがいない。
まったく気の毒に……あ、その間にオレは逃げよう。
 
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      団地の子どもたち
 

 
1時間近くかかって、「南団地」に着いたときには、すっかりお腹がすいた。
商店街の肉屋で5コ10円のポテトを買って食べる。
こういうときに金出すのって、いっつもオレなんだよな。
で、これが4コなら問題ないさ。
金出したオレが2コ食って、他のヤツに1コずつやればいいんだから。
でも5コをどうやって分けようか……
と悩むまでもなく、ツヨシのヤローがしゃしゃり出てきて、
「オマエが買ったんだから2コ食っていいよ。オレが2コで、ヤマピーは1コ」
2:2:1だ、と勝手に決めてやがる。
 
 
ダマされたような気分でポテトをかじっていると、
「その袋、オレにくれよう」とヤマピーがいう。
ヤツはポテトの袋に残った揚げカスを食ってやがるんだ。
そのあと、袋をバリバリとやぶり、あろうことか、そいつをペロペロなめはじめた。
 
「これがけっこうイケるんだよね」
なんてヤローだ。
オレはしたたかショクを受けたよ、それが学級委員のやることかね。
今度、立候補してもぜったいに一票入れないからな!
 
 
さて、そうこうするうちに、いよいよ犬屋敷に到着。
いやがうえにも高まる緊張感。
「この宝の山から何としてもレアな酒ブタをうばってやるぞ!」
ツヨシは勇敢にも先頭に立ってなかに入っていく。
2番手はヤマピー。で、オレはシンガリ。
ていうか、さっきのポテトの袋事件が頭をはなれずに、後ろでボウッと突っ立っていた。
するとそのときだ。
 
 
「うおおおおお!!」
 
 
という叫び声と共に屋敷から男が飛び出してきた。
(つづく)

2006年12月08日

テレビの人

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  テレビに出る人の付き人をしました
  ただいまメーキャップしてます
 
 
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  だいぶ塗れました
  もうすぐ完成です
 
 
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  できました
  “いま人”です

2006年12月11日

酒ブタをめぐる冒険(その3)

 
 
「うおおおおおお!!」
突然、屋敷の扉が開いたとたんに、大声を上げて男が追いかけてきた。
 
 
後になって『悪魔のいけにえ』って映画を観たときにデジャヴを起こしたもんさ。
こいつはまるで「南団地の犬男爵」じゃないか、と。
 
 
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    暗渠になっていない下水道
    危険な遊び場には事欠かなかった
 
 
テキサスチェーンソーならぬ、恐怖の犬男爵の登場にオレは腰をぬかしそうになったが、
何よりもぶったまげたのは、100メートル走30秒のヤマピーがだよ、
ものすごい勢いで走って逃げ去ったことなんだ。
いったいどうなってるんだ。
いまだにあれほど足の速い人間にお目にかかったことはない。
アイツきっと地球の裏側まで走ったにちがいない、と思った。
 

  
地獄の光景を前に、オレはどうしたかっていうと、
あいかわらずボウッと突っ立っていたんだが、
あわれにも先頭にいたツヨシはすぐに捕まって、5メートルも投げ飛ばされやがった。
それで、のびたところを首根っこをつかまえられてる。
そのとき犬男爵とオレの目が合った。
「何だ、オマエは、仲間か、どうなのか!?」みたいなことをきかれ、
「ちがうよ、全然仲間じゃない」
と言おうしたのだが、何かうまく口が回らず、まちがって「うん」なんてうなずいちまった。
 
 
 ワン!! ワン!! ワン!! ワワワワ・ワン!!
 
 
犬だよ。やっぱり出てきたよ。
シャレにならないよ、これは。
ダラダラよだれたらしてるし、狂犬病じゃねえの、こいつ。
オレらは犬男爵に持ち上げられ、さんざんぶん回されて、最後に犬をけしかけられた。
もう、いいかげん頭きちゃって叫んだね。
 
 
 「酒ブタとろうとしたくらいで、何でこんな目にあうんだよ!!」
 
 
 
 「ボウズたち、もうこのくらいでいいだろう」
 「いや、まだそっちの方を見てないな」
 「いいかげんにしろよ、もう500個はたまってるじゃねえか!」
 
 
犬男爵は酒ビンの山にのぼって、オレらに酒ブタを集めてくれた。
この集積所にはビン泥棒がよく忍び込むらしい。
オレらを泥棒とまちがえて犬をけしかけた、ってことで、
おわびに酒ブタ取り放題とさせてくれたんだ。
ああ、気持ちがいい。
誰もが恐れて入れなかった宝の山を、全部いただいちまったんだからな。
 
 
サンタみたいなデッカイ袋に酒ブタをいっぱいにつめて帰り道を行くと、
道ばたにヤマピーのヤツがバツ悪そうに立っている。
「オマエは先に逃げたからやんないよ」とか言ったけど、
それはかわいそうだったので、分けることにした。
すると、すかさずツヨシのヤローが出てきて、
 
 
「いいか、オレが3、オマエが2、ヤマピーは1でいい」
 
 
3:2:1だ、と言った。
いつだってそういうヤツなんだよ。
 
 

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昭和40年代にはよく見られたポーズ
じゃあね、バイバイ

2006年12月14日

コモノ<チュウケン<タイショー<メイジン<カミサマ

(復刻版『築地市場ガイド』第11回)

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『Tsukiji Fish Market』J.B.Haywood著より
 
 
早朝のセリバに、ところせましと並んだマグロ。
光沢もまぶしく、巨体をゴロリと転がしているが、
これを一本一本見て回るのがナカオロシたちである。
かれらは、手カギをぶら下げ、鋭い視線でマグロを品定めする。
 

 
セリバで“コモノ”と呼ばれているのは、
この世界ではまだ駆け出しの、いわば吹けば飛ぶようなナカオロシである。
したがってセリバのなかでは小さい存在だ。
30センチくらいしかない。
しばしばマグロの下敷きになったり、長靴でうっかりと蹴とばされたりもするが、
この世界で経験を積むうちに“チュウケン”へと成長する(ナカオロシは出世魚か)。
ようやく人間並みの大きさになり、手カギを操る様子にもそれなりの風格が出てくる。


これらの“チュウケン”がセリバでは多数をしめるのだが、
かれらが一目置いているのが“タイショー”といわれるナカオロシだ。
ニッポンの軍隊における“大将”を意味するこの大立者は、
巨大マグロのような図体でセリバをのし歩き、容貌も人間というよりはマグロに近い。
その目利きはマグロの本質を見抜くといわれ、
「オレの指先はレントゲンだ。マグロのすべてが分かる。」と豪語するように、
マグロにちょっとふれるだけで、身質、脂の乗り、捕獲時のマグロの状況から、
漁師の性格やその家族構成までたちどころに分かってしまうという特殊能力を有している。


恐るべき目利き魂といえるが、しかし、達人のデパートといわれるセリバにおいては
これすら、まだほんの序の口なのである。


ここで“メイジン”が登場する。
ナカオロシの頂点に立つ“メイジン”が両脇にバントウとワカイシを従えて
セリバに登場すると、周囲の空気はガラリと変わる。
「メイジンだ」「メイジンが現れたぞう」
ザワザワザワ……


“メイジン”ともなると、マグロにふれたりはしない。セリバに入るなり
 「おや、ここにマグロがあるねエ」、と一瞥を加えて終わり。
すると脇からバントウがすかさずワカイシにそのマグロを後でセリ落とすように指示する。
時々、分からなくなって
「おい、いまメイジンはどのマグロを見た? こいつか、それともこっちか?」
なんてことになるが、メイジンの目利きにはこれっぱかりのムダもないのだ。
時にはどうかすると 「おや、ここにマグロが……」と言ったとたんに、
バッタリと横になって添い寝をはじめ、マグロと同じ体温になっていたりする。


しかし、これまた上には上がいる。もっとスゴイのがいるのだ。
“カミサマ”と呼ばれ、ツキジでは伝説化しているナカオロシがおごそかに降臨してくる。
何しろ神なので、人智をこえた能力が備わっており、
後光射すその御姿がセリバに現れれば、すべてのナカオロシはその威光にうたれ、
その場で土下座せねばなりますまい。


“カミサマ”はセリバをスゥ~と歩くだけ。マグロを見ようともしない。
なぜなら、マグロの方から話しかけてくるからなのだ。
「カミサマ、どうかアタシを買ってくださいよ。ゼッタイに儲けさせますから」
マグロの方からセールストークをしてくるというのだ。
そうして“カミサマ”は、ぞろぞろとマグロをひきつれて
“ぱらいそ”への階段をおごそかに昇っていくのであった。

2006年12月15日

ふくちゃんの合体

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 おや?
 
 
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 おや?  おや?
 
 
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 おや?  おや?  おや?
 
 
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 このように なぜなりますか?
 
 
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    このあと きえますか?    にゃあ にゃあ にゃあ

2006年12月19日

マグロマン対ふくちゃん

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2006年12月25日

築地魚河岸ことば “呼ぶ”

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よぶ【呼ぶ】
魚を仕入れること。
商売上の言い回し。
似たようなものに、

つれてく【連れてく】
買ってもらうこと。

「良いテエでしょ。アナタのためにわざわざ呼んだんですヨ。
ひとつ連れてってくださいナ」