日本橋魚市場沿革紀要

自分でもうすうす感じていたのだけど、
このブログは魚河岸の歴史探訪なんぞをテーマにしたものなんです。
根が不真面目なので、あまりハードな歴史記述もできず、脱線も多いのですが、
ここで登場する変テコなお話は、あらかた本当のことばかりで、
魚河岸は昔から面白い場所だったと、つくづく思います。
魚河岸の歴史研究、ていうか、面白話の発掘なんですが、
こういう風変わりな作業を応援してくださる人もいたりします。
このあいだ河岸の先達さんに呼ばれて行くと、
「お前さんにこいつをやるよ」と、和とじ本を手渡してくれました。
『日本橋魚市場沿革紀要』
魚河岸に残る史料を年代記風にまとめた、
魚河岸研究のいわば原典というべき本です。
たまに古書市などで復刻版が出回ることがあるけど、
原本揃いぶみなど、なかなか手にできるものじゃございません。
「かようなる稀観本を託されるなど、先達、
それがしをさぞや見込んで下さっての所為とお見受けした。
この御恩、必ずや玉稿にかけて報いとうござりまする……」
「いやいや、そうじゃねえんだ。こないだ蔵書の虫干ししてたらダブって持ってたんだ。
本も処分しなきゃならねえから、オメエに呉れてやるよ」
ということで、遅ればせながら
大切なご本を頂戴いたしましたことを御礼申し上げます。
由緒正しき名著に恥じぬように、
このブログも、もうちっと襟を正して、ちゃんと書いていければ、と思っています。